基調講演 柳田 敏雄 (大阪大学)

生命科学の進展

  • 主に要素の研究であった

進化した新しいシステムバイオロジー

  • 現在のシステムバイオロジー、OMICS解析など
  • 次世代のシステム科学 生命動態システム科学、ダイナミックモデルを作り、予測・デザインを行う

何故今か

  • 定量計測の進展
  • 計算技術
  • 世界の潮流
  • リードする戦略

概要

先端計測

  • 1分子動態イメージング、1細胞動態イメージング、多次元状態動態イメージング
    • 解像度を上げる、多色化
    • ex. 細胞分化
    • プローブ開発!
    • MRIや光音響による測定も検討しないと。
  • 1細胞MS!
  • 動的状態計測のハイスループット
    • 状態の分布
    • 網羅的スナップショットとタイムコースの結合
  • 高性能計算による生命モデリング
    • 実験と比較できるシミュレーション
    • タンパク分子の長い時間の扱い
    • (抜け部分)
    • (抜け部分)
  • 分子動態長時間シミュ
    • vitroとvivoの違い、タンパクの動的多型(白川et, al, nature2009)
  • ex.?イオンチャンネルの動的多型のイメージング
  • ex. 細胞極性に対する、細胞内分子ネットワークの制御原理の解明
    • 多種要素の複雑な相互作用による空間的な秩序形成
  • イメージングとモデリングによる細胞状態の検出
  • 組織内1細胞動態イメージングと計算
    • 深いところを見れない
    • 近赤プローブを用いる?
  • デザイン

分子細胞機能のデザイン法の開発

    • (抜け部分)
    • (抜け部分)
    • (抜け部分)

理解するための新概念

  • 組み合わせ爆発をどうするか
    • にもかかわらずちゃんと動いてるという事は,異なる動作原理を考えないと
    • ヒト大脳のエネルギー効率の良さ
    • 10^10兆ワット要る筈
    • 安静時(の消費エネルギー)は分かってた
    • 脳は動作時も1ワット
  • 細胞も省エネ
    • 30kの遺伝子による10^9000の組み合わせを何ワットで? *1
    • 人工システムvs生物システム
    • 秩序が安定を導くという幻想: 複雑なシステムでは厳密な制御が破綻する
  • 走査プローブ法でミオシンの動きをとらえる
    • 手作業で
  • 細胞情報処理
    • PI3KとPTENの局在位置(=運動方向)の揺らぎ
    • 状況の変化に対しては、揺らいでいた方が良い*2
    • 想起とか、にも、揺らぎが使われている
    • ノイズを遮断せずに利用する
  • 生命システムの原理の数式化
    • これによって複雑なアクチュエータがちゃんと動く
    • ルーティングにも使える
    • 揺らぎ制御による計算量削減

研究拠点の必要性

拠点の態勢

  • 研究部門と、プラットフォームへのアクセスを許す支援部門*3

マルチディシプリナリな人材育成

QA

  • どれだけつながっていないといけないのか?
  • 問題はむしろ、どう選んでるのか、ということでは
  • 階層構造によって(計算するエッジの数を)減らせないか?
  • 解析的にはもっとややこしくなる
  • 揺らぎと制御モデルが必要では?
  • 整合性にどう効いているか研究中
  • 臨床の問題を考えると、実際の人体に使える測定法を
  • 測定法の問題は、ネグレクトしてない
  • 計測の解像度をあげて行くと解像度が落ちる、もっと次元あげないと分からないのでは?
  • 本質を取り出すプロセスが要るのでは?
  • 調節が生命の本質だと思うけど、最小系はどんな感じなのでしょう?
  • 複雑に見えてるだけで簡単なのではw そこはちょっと違う
  • 数は漸近線的に出てくるのでは?(U)

*1:後ほどとある方から、「このlog位だろうけど、関心はした」とのコメントをもらった

*2:fry by wire の話を思い出すなw

*3:どっかで見たなぁ...